2022年はコラボレーションの時代2

更新日:8月30日

前号では24時間ジムとパーソナルジムのコラボレーションについて書きました。コラボレーションすることでお互いの弱点をカバーして、急速に淘汰が進む現状でも生き残る希望を提案しました。

今号では新規でクラブをオープンする場合の必勝コラブレーションを考えていきます。これまでの過去の記事まとめでもあります。


後出しジャンケンは有利

プール・温浴を備えない小型クラブ出店数は衰えを見せません。特に24時間営業の放置型ジムは地方も含め何処にでもある時代になりました。その運営企業の多くが業界初参入であり、FC展開を行っている会社も業界経験が数年などのケースがほとんどです。

要するに、競合が増え混戦になった時の戦いを知らないと言えます。

当然、放置型方式で突き進むならばディスカウントしか道はなく、衰退の道を進むのが目に見えています。

後発で出店して集客を成功させるには、これからはソフト面で振り向かせるポイントがなければなりません。ではハード・ソフトともにどのようなプランが必勝なのか考えていきましょう。


ハード面でのポイント

私がプロデュースするクラブは規模や出店場所によりパターンがいくつか用意されています。

<ベストプラン>

① 魅力的なジム 

フリーウエイト、プレートローデットをエリア一番のラインナップにする。それだけで24時間ジムのメインターゲットである40歳以下男性は獲得できます。備品を買い揃えるだけなので難易度は極めて低い。

② ファンクショナルジム

ベースとなるジムは筋力強化・筋肥大・持久力向上しか叶えられない。

マシンで基礎体力をつけた後、もう少し頑張りたい方に提供できる選択肢が少ない。

会員の全てが、「巨大なバーベルを持ち上げたい!」「笑えるくらいのムキムキになりたい!」と思ってはいません。なので、フリーウエイトトレーニング以外の選択肢も用意することで顧客層の幅を広げる必要があります。ファンクショナルジムを導入することで、各種スポーツの補助トレーニングや、高齢者の運動機能向上などアプローチの幅が増えます。ただし、総合フィットネスクラブでもオブジェ化しており、運用をするには人的サービスが加わらなければ活かすことは出来ません。

③ スタジオ

12名程度まで収容可能なスタジオを導入します。オープン当初はバーチャルスタジオとして運用しますが、皆さんも実感しているようにバーチャルスタジオでは集客できません。常に閑古鳥というクラブがほとんどでしょう。でも活用がちゃんとされれば女性や中高年を獲得する強い武器に変わります。

④ マシンピラティス専門スタジオ

8-12名収容できる専用マシンリフォーマーを設置したスタジオを併設します。ホームページも24時間ジムとは別に作り、専門店としてPRをしていきます。客単価が高く、競合も少なく、客層が異なるピラティス業態とのコラボレーションは他社の参入ハードルも高く目玉となります。

これら全てを盛り込んでいくと、200坪程度必要になりますが、現在私の考えるベストプランとなります。

<女性専用プラン>

立地は選びますが100坪強あれば、上記ベストプランを女性専用で展開も出来ます。「女性専用マシンピラティス&ボディメイクジム」となるわけですが、周辺に総合クラブ、24時間ジム、ホットスタジオ、ピラティススタジオなどが乱立するエリアでも問題なく成立します。実例は近いうちに記事にしてご紹介いたします。

<ケアジムプラン>

女性プラン同様に坪数が大きく取れない場合、フリーウエイトなど競合24時間ジムと被る客層をあえて捨てて、女性・高齢者にターゲットを絞ったジムを展開します。必ず加圧プチパーソナルを行うようにして、顧客満足度を上げ差別化を図ります。


ソフト面でのポイント

施設ができたら終わりの放置型ジムと違い、戦略的に施設を活かすソフト面を構築していきます。

まずスタッフ募集から。24時間ジムでスタッフを募集すると応募がたくさんきます。そのほとんどが男性で、自身でマッチョになるために努力している方が大多数を占めます。これでは男女比8:2の歪な状態は解消されません。

私はマシンピラティススタジオを導入することで、スタッフ募集はピラティスインストラクターを募集していきます。当然、応募の大多数は女性で、ヨガやピラティスの経験者が応募してきます。イメージとしてはピラティススタジオが併設するジムも管理するといったイメージです。「それでマシン指導など大丈夫なのか?」と言われることもありますが、本格的なトレーニングをされる方は指導を必要としません。パーソナルトレーニングも受けません。指導を必要とされる方は一般の初心者なので、マッチョなトレーナーである必要はないのです。

オープンまでの間、マシンピラティス資格取得講座やレッスン運用研修を保有団体ライトピラティスアカデミーで行いますが、研修の過程で、マットピラティス、スパインコレクターなどの調整系レッスンを習得できますし、採用スタッフが元々持っているヨガなどのスキルを合わせると、結構なプログラムが提供可能となります。マシンピラティス専門スタジオはリフォーマーエクササイズしか提供しませんので、それ以外のプログラムは全てスタジオで運用することとなります。これで、スタッフタイムのリアルレッスンは相当数埋まりますので、バーチャルレッスンは早朝深夜に提供だけでとなっていきます。

これらプログラムを提供することで、女性会員の獲得が可能となり男女比率が揃ってきます。調整系レッスンに特化し、さらに12名以下の少人数制をP Rをすることで価値を高めることで総合クラブとも差別化をしていきます。


集客での優位性

スタッフがレッスンも受け持つ女性インストラクターとなりますので、SNSも投稿内容が格段に良くなります。男性スタッフだと「腕を太くするアームカールのポイント」など他の筋トレYouTuberの真似のような投稿ばかりになりますが、女性インストラクターなのでお洒落で楽しい投稿が多くなります。当然、初心者・女性から見たクラブの敷居は下がりますので集客にも優位に働きます。競合24時間ジム対策としては、初期にラインナップを揃えれば自然と集まってきますので苦労はしません。


今後急増するマシンピラティススタジオとの差別化

以前ホットヨガが流行した時に、総合クラブでもホットスタジオを設置する店舗も結構ありました。けれど総合クラブのホットヨガは専門店よりも下に見られていました。今回のようなマシンピラティス専門スタジオの場合、同じことが起きないのか?と心配する方も多いでしょう。対策としては過去のホットヨガの失敗理由をちゃんと認識することです。クラブの1アイテムとしての紹介では価値が伝わらないということです。マシンピラティス専門店として独立したホームページを持ち、単独で広告を出稿していく必要があります。

これでは今後急増するであろうマシンピラティス競合店と同じですが、会員になることで併設するジム・スタジオレッスンが24時間楽しめますので、体験後のクロージングで差をつけることができます。さらにスケールメリットで会費をリーズナブルに設定できますので負ける要素がありません。


まとめ

今号では私が積極的に仕掛けるコラボレーション店舗の紹介をしました。あくまでも一例に過ぎませんが、とにかく競合の後手に回らないように企画していくことです。私は加圧を組み合わせたマシンピラティス教育団体を5年前から企画して今の状況に備えてきました。ネット時代の今、情報を得る方法には事欠きません。日本国内のトレンドを見るのではなく、一昔前に淘汰の時代を迎えたアメリカはどうなったのか?ヨーロッパはどうなったのか?その中で勝ち残ったビジネスモデルは?勝負のポイントが分かれば数年後の日本でも勝ち残る戦略が見出せるはず。皆さんも常にアンテナを張り競合に負けない企画を立てていきましょう。


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