フィットネスクラブのフロント力を高める|後編

最終更新: 1月30日


コミュニケーションセールスを行うフロント整備!

欧米のクラブでは、フロントのバックヤードまでオープンに見せているクラブや、支配人のオフィスまで会員の目に触れる場所に配置をするクラブなど、会員とのコミュニケーションを意識したレイアウトのクラブを見かけます。

日本人は欧米人と比較するとコミュニケーションスキルが低い方が多いので、更なる工夫が必要だと考えるべきです。

具体的には、会員が気軽に立ち寄れ、様々な相談を行えるコミュニケーションスペースが用意されているかということです。

フロント横にラウンジがあっても、コミュニケーションスペースとして機能していなければダメです。では、どのような配置が理想なのでしょうか。

フロント周辺の全体イメージから考えていきます。

  • 居心地の良いラウンジを!

高級なソファーがある・・・そんなことではありません。ポイントはプライバシー対策ができているか?ということです。四人掛けのセットなどはです。四人掛けでも一人座っているだけで、結局は座ってはいけない空間になってしまうのです。クラブに来られる方の多くがお一人様ですから、空港ラウンジのように一人掛けを多くする必要があります。あとは目線処理です。他人と目線が合う配置ではリラッススできません。流行りのうどんチェーンなどを参考にしましょう。向かえ合わせであっても、目線の所にパーテーションを置くなどの工夫がされ、プライバシーを確保することができます。

このように、ストレスを感じずに快適に過ごせる環境を用意しましょう。

  • 掲示物を一箇所にまとめる!

館内ニュースをまとめた掲示板を設置しましょう。会員が情報を得るために立ち寄る環境をつくるのです。

過去の掲載で掲示物の作成方法について書いたことはありますが、簡単に要点をまとめるとメイン写真を大きく、一目で認識できるキャッチ、サブキャッチ、3行程度の説明文で統一します。このように文字少なめビジュアル重視の掲示物作成を心がけましょう。

  • コミュニケーションデスクの設置

掲示物のすぐ近くにデスクを設置します。入退館の動線からは外れていることも重要です。

何と無くイメージはできますか?立ち寄りやすいラウンジ、クラブ最新情報が集中する掲示板、隣にはデスク。デスクにはクラブ体験モニターとして発信をされているスタッフが配置されている。コミュニケーションが生まれる環境は完成です。

  • ラウンジで掲示物を眺める会員に声がけ

掲示物は最低限のイメージしか掲載されていません。興味を示して眺めている会員に対し、「詳細を説明しますね!」とデスクに誘導します。私の場合、お札サイズの片面カラーのフライヤーを必ず用意をしていただいています。マーカーで要点を説明し、コミュニケーションをとります。会員はフライヤーを折り曲げることなく財布にしまえるので非常に有効です。

  • 見学案内セールス

見学案内セールスにおいても、自身の体験談や競合店比較を盛り込んだセールスは臨場感が違います。レッスンの説明などをする際にも、撮影した動画を見せて、見学者と同じ目線で説明できると説得力が違います。当然、有料コースや、パーソナルトレーニングパッケージも販売しやすくなります。何よりも、成約に持ち込むために何が足りないのか?考えて行動できるようになっているはずです。

  • 定着セールス

ヒヨコが最初に見たものを親と思うのと同じように、セールスを担当してくれたスタッフには頼ってくるものです。気軽に立ち寄れ、クラブライフの相談ができ、不満があってもその場で対応し、次回の来館目標を与える。非常に効果的な場となります。

クラブプログラム体験、競合視察、コミュニケーションデスクでの接客など、多くの経験を積むことで、今までの広告反響館内セールスからレベルアップをしていくことができます。

折込広告などに代表される紙媒体の反響は年々悪くなり、地方でも費用対効果が合わなくなってきました。広告業者が紹介する魔法のような裏技は存在しません。集客方法で悩んでいるクラブも多いはずです。これからは自分達で会員を開拓することも館内セールスと考える時代です。

まずは、日頃なんとなく更新しているを戦略的に取り組んで行きましょう。

コンテンツマーケティングへの第一歩 簡単活用術

ホームページやランディングページを広告業者に作っていただいたとしても、日頃の活動は自分達で更新していくしかありません。

いまだに総合クラブのホームページでは、キャンペーンと施設・プログラム紹介で終わっているクラブが多く、ワクワク感を感じないものが多いです。

  • youtubeチャンネル

  • 初回クラブ体験の流れや、オリエンテーション、カウンセリングなど、新規獲得や初期定着に有効なコンテンツをアップしていく。

  • 成果インタビュー。誰が何によって成果が出たのか、海外クラブチェーンのサクセスストーリー動画を参考にアップしていく。日頃、会員の方たちからは様々な成果をインストラクターは報告を受けています。残念なのは、インストラクターには会員の成果をPRして、集客につなげようという感覚を持ち合わせていないことです。大抵が「良かったですね!」と微笑み終わりです。勿体無い成果を拾い上げ情報発信して集客につなげる。

  • プログラム更新情報。レッスンは毎月同じことを繰り返しているわけではありません。プレコリオであっても3ヶ月に一度は大きなアップデートが行われます。次月のプログラムのポイントなどをインストラクターにインタビューしてアップしましょう。これらの内容は会員へ配布するレッスンスケジュールへQRコードを貼り付け動画へ誘導する。集客の底上げが必要なプログラムPRに非常に有効です。

  • bloggerとの連携

ブログをアメーバなどのブログサイトを活用して作成しているクラブも結構あります。しかし、最近ではの調整が入り検索上位に上がらなくなってきたと聞きます。

検索はが強く、スマホでも式設定は全てだそうです。であれば、の運営するに乗り換えるのが正解と考えます。

同じが運営する動画を貼り付け記事を書いて行きます。

3.Google+との連携

GoogleではマイナーですがGoogle+というFacebook的なサービスがあります。集客にはパワーはあまりありませんがSEO対策には有効です。Google+を作成するとGoogleマイビジネスへと登録が可能となり、Googleマップ、営業時間や電話番号へのリンクなども掲載されたページを作成ができます。Google側がハガキなどで所在地確認をしますので、信用できるサイトとなり検索上位へと表示がされてきます。

当然ニュースなどの投稿は可能ですが、bloggerの記事をシェアし、ハッシュタグを仕込む程度で十分です。

4.Facebookとの連携

Facebookも基本的にはGoogle+と同じ作業となりますが、記事をシェアするだけでなく、目を引く文章を加える必要があります。Facebookはエリアや対象を絞り込んでの広告を少額で出すことができますので、成功の法則を見つける努力をすることです。

5.Instagramなどの流行のSNSとの連携

Instagramは人気のSNSですが拡散力が弱く、セールス的な投稿は嫌われる傾向があります。最初は手を出さない方が無難と思っています。

簡単に最近担当クラブと取り組んでいるSNSについてまとめてみました。今現在、なんとなくブログに記事を投稿しているならば、同じ労力ですからか少しでも反応があるように見直してみるのも良いと思います。

インターネットの世界では、本当にこれが正しいと言い切れる法則は無いと思います。ただし、日々クラブでのワクワク感を発信していくことは大切です。

新聞折込チラシなどは1回の制作配布で50万円くらいは必要です。私の担当する地方密着型総合クラブで、新聞折込チラシを完全にやめて、Web広告とSNS活用だけで前年以上の集客を果たしているクラブも存在します。新春・春・夏・秋と年4回のキャンペーンで使っていた広告費の多くが利益に変わるのです。

フロント力が高まれば、ディスカウント戦略から脱却できるかもしれません。会員数だけを目指すのではなく、オプション売上をアップさせ目標を達成できるようになるかもしれません。フロントは受付をしていればいい存在から、クラブが発展するための原動力になるかもしれません。今までの環境を大きく変えることは反発も生むでしょうが、やってみる価値は十分にあります。私から見て、フィットネスクラブの欠点と思えるフロントが改革できれば、競合と差をつけ次のステージへとクラブを進めることができます。

当社では多くの担当クラブで成功へと導いています。必ずできるはずです。


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