フィットネスジム開業コンサルタント歴23年の五十苅(いそかり)です。

YouTubeが世の中に浸透し、YouTuberと呼ばれる動画投稿者が増えました。
フィットネス業界でも筋肉系YouTuberがトレーニングや食事などを紹介することにより、ボディメイクに憧れを持つ方が増えました。
筋トレブームの到来です。
多くの既存フィットネスクラブでは、本格的なトレーニングに対応してなく(マシンの選択、フリーウェイトなど)世の中のニーズを受け切れなかった。
24時間ジムも初期はランニングマシンとバイクなどの有酸素系が中心で、マシンやフリーウェイトも最低限しかなく、セールスポイントは利便性と価格面だけでした、
現在ではフリーウェイトエリアが拡大し、ニーズに応えられるようになってきましたが、その分クラブの坪数が増え、初期では70坪だったミニマムラインが今では100坪となってきています。
では、今後を考えていきましょう。
当然24時間ジムもこれだけ増えると淘汰の時代に入ります。
規模が小さくラインナップが不十分なクラブや、
低品質な無名中国製メーカーでマシンを揃えているクラブ、
トレーナーサポートがなく放置型で運営しているクラブは非常に危険です。
一定水準以上の24時間ジムであっても、コアな筋トレ層の人数は限られており、いかに一般層を取り込むかが安定運営のポイントとなってきます。
現在の24時間ジムのエリア構成は、100坪のミニマムクラブの場合、
30坪のフロント・更衣室エリア
40坪のマシン・カーディオエリア
30坪のフリーウェイトエリア
で構成されています。
ここで考えなければならないのは。基礎体力を40坪のマシン・カーディオエリアで鍛えた後、進むべき道が更に本格的な筋トレしかないということです。
これでは幅広いニーズには応えられません。
各種スポーツで動ける体を作りたい。
年齢を重ねても自由自在に動ける体を維持していきたい。
などなど・・・・
そこにマッチするのがファンクショナルトレーニングエリアです。
写真を見てわかるように坪数的には20坪ほど必要になりますが、バトルロープやケトルベル、TRXなどを使い、様々なエクササイズを行うことが可能です。
マシントレーニングのように簡単には使いこなせないため、パーソナルトレーニングのニーズも高く、リピート率も非常に高く長期間ご利用いただけます。

動画のような測定器(TRX MAPS)を導入することで、姿勢改善、骨盤の歪み改善など女性が非常に興味を示すアプローチもできますので集客の幅も広がります。
いかがでしたか?
次回は24時間ジムでの、スタッフ採用と必要な教育について紹介していきます。
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